Q.子どもがお箸に興味を持ちだしました 練習を始めた方がいいでしょうか?
最近、親がお箸を使ってご飯を食べているのを見て、子どもが自分も使いたいようで、お箸をつかんできます。
興味を持ってきたので、そろそろお箸の使い方を練習してもいいのかなと考えています。
お箸の練習はいつ頃からスタートしたらいいのでしょうか?
その練習の方法についてもアドバイスが欲しいです。
A.お箸の練習を始める目安とは?
箸の使い方を覚える練習は、子どもが2歳前後から始めることができます。
この時期は、子どもが自分で物をしっかりとつかめるようになる時期でもあります。
スプーンやフォークなども使えるようになってきますので、その流れでお箸の持ち方を覚えることができるでしょう。
お箸を使うには、人差し指と中指でしっかりとお箸を持って動かせる必要があります。
その筋肉や指をコントロールできる力が付いていることを確かめましょう。
この時期は子どもが好奇心が強く、興味を持ったものを触ってみることが多いため、箸を使って食べることに興味を持ちやすく、楽しく練習ができるはずです。
もう一つのタイミングとしては幼稚園や保育園に入る時です。
この頃になると、子どもは細かい動作を自分でできるようになってくるため、箸の持ち方を含め、より細かい動作を練習することができます。
また、幼稚園では集団生活が始まるため、周りの子どもたちと一緒に覚えられます。
箸の使い方を身につけることが、社会性やマナーの面からも重要になってくる時期でもあります。
お箸トレーニングのポイント
お箸トレーニングを始めることにしたら、練習用のお箸を揃えましょう。
指を入れて固定できるお箸だと、正しい持ち方を自然と身に着けられますし、力を入れやすいので食べ物をつかみやすいです。
また、子どもが好きな色にしたり、キャラクターデザインのお箸にしたりすると喜んで練習をしてくれます。
子どもがお箸を使う時によく観察しておきたいポイントは、親指と人差し指の指先でお箸を挟めるかという点です。
最初難しいようなら、親指と人差し指の指先でお箸を持ち、しっかりとつまんで持てるように練習します。
その後、中指と薬指を加えて、箸をしっかりと支えられるようになるまで練習を進めます。
実際にお箸を使って食べるときは、お箸を近づけると遠ざけるときの2つの動作が必要になります。
お箸を近づけるときは腕を近づけ、箸を遠ざけるときは腕を遠ざけるようにして、指先だけでなく腕を使えるように助けてあげます。
この動作を繰り返し、箸を使って食べる練習をします。
また、箸を使って食べる際は食べ物をつまみやすいもの、たとえば油揚げのような少し柔らかくて大きめのもの、軽いものにしてあげると練習しやすいです。