Q.水を怖がる子どものためにできることとは?
海やプールに子どもを連れて行って、家族で遊びたいと思うのですが、子どもは水をかなり怖がります。
ちょっと触るだけでそれ以上進むのを怖いと言ってやめてしまうのです。
どうして水嫌いになってしまったのか分かりません。
水が怖いことへの対策は何かあるのでしょうか?
A.子どもが水を怖がる主な理由と対策
水を怖がる理由は子どもによって異なりますが、子どもにとってはよく分からないもの、体験したことがなものとして恐怖を感じることがあります。
また、水の流れや波の動きを見て、普段の生活では見ない変化が招じているため不安を感じてしまうこともありえます。
これは、特に今までほとんど水遊びをしたことがない子どもに起こります。
他にも、水中では呼吸ができないため、子どもは窒息するのではないかという不安感が恐怖に変わってしまうこともあります。
実際、水中に浸かっているときに水が口や鼻に入ることがあるため、とても嫌な感覚として覚えているという点も挙げられます。
以前に水に入ったことがあって、うまく泳げなかったケースで起こりやすいです。
さらにひどいと、トラウマになっている可能性もあります。
水中での事故や溺れた経験がある場合、それが原因で水を怖がることがあるからです。
また、周囲の人が水を怖がっている姿を見た場合にも、子どもはその感情を敏感に感じてしまうことがあります。
水を怖がらなくなるようにする対策としては、まず慣れさせることが大事です。
水に慣れるためには、まずは家のお風呂で顔を付けるなど、簡単なことから始めることが大切です。
子どもに水に触れさせ、水遊びをすることで慣れるようにしましょう。
また、水中に入れたり、息を止めて顔を水につけたりすることで、呼吸に関する不安を和らげることができます。
そして、子どもには安心感を与えることが大切です。
親が一緒に水遊びをすることで、子どもは安心して水遊びをすることができます。
また、安全な水着や浮き輪を使うことで、溺れるという不安感を和らげられるでしょう。
そうしていくうちに、水遊びを楽しいと感じることができるように、子どもと一緒に水鉄砲や水風船を使った遊びをするのもおすすめです。
いずれにしても、子どもが水を怖がる理由は様々なものがあります。
そのため、子どもの恐怖を尊重することが大切です。
無理やり水遊びをすることは避け、子どもが自分のペースで慣れるようにサポートしましょう。
もし子どもが水を怖がる様子が明らかに普通ではなく、深刻に見える場合は専門家に相談してみることも大事です。
子どもの心理の専門家が、子どもの心理状態と原因を分析し、適切なアドバイスをくれます。